出産は9時から始まって1時間経過しました。
子宮口はまだ2センチしか開いていないようです。
妻が「子宮口は10センチ開いてからでないと出産
できないのよ」と私に言ったので、それじゃあ、産ま
れるのはまだまだだなと思いました。
そして時計は10時半を回りました。
子宮口はまだ3センチしか開いていないようです。
なぜ分かるのかというと看護婦さんが来てそのこ
とを教えてくれるからです。

ところで看護婦さんが背中に注射をうつような仕草
をして妻に無痛分娩でよいかと尋ねました。
妻は「いいえ自然分娩でお願いします」と答えると
看護婦さんはすごく驚いたような顔をしていました。
こちらでは無痛分娩が当たり前のようです。
そのときです。
ふと看護婦さんが赤ちゃんの心音データが下がって
いることに気づき、急にあわてるようにボワイエ先生
を呼んできました。
ボワイエ先生はその心音データを見てすぐに深刻な
顔になりました。
事態がまた変わってきました・・。

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